出版物
書籍紹介「これからの日本と社会保障、そして私たち―生活大国スウェーデンに学ぶ」~アルスヴィータ ブックレットNo.2 日野秀逸 著・あけび書房刊 好評販売中~
地域医療・福祉研究所(略称:アルスヴィータ、中野区本町、)は、同研究所の出版の第3弾として標記の新書を、あけび書房(千代田区九段北)のご協力で、2017年7月25日に発刊いたしました。発刊以降、医療福祉生協連の取り扱い書籍となったのをはじめ、医療福祉生協の役職員、研究者、福祉サービス事業者、自治体職員の皆さまに好評で、昨年増刷対応いたしました。
さらに、購入いただいた方たちから「社会保障政策の現段階が歴史的な考察からよくわかりました」、「国や財界が社会保障をどうしようとしているか、がよくわかる内容です」などの感想が寄せられています。
本書は、アメリカのトランプ政権の誕生、イギリスのEU離脱、日本での安倍政権の暴走に反対する「市民と野党の共同」の高まり。 これらの衝撃の根底には、「グローバル資本主義」による世界的な「貧困と格差の拡大」に対する「99%の人びと」の「不満」があります。 この貧困と格差の拡大と国民の不満をどう解決するのか? 本書には、その解答と道筋がスウェーデンの経験などをもとに明確に示されています。
本書は、新自由主義の破綻を碓認し、一人一人の生き方が尊重される社会を展望し、そのために必要な社会的約束ごととしての社会保障のあり方を考えます。そして、こうした方向を歩む先斐として、「生活大国」と評価されるスウェーデンの歴史的取り組みから、教訓をくみ取ります。
本研究所の日野 秀逸理事長自らが執筆したものです。
▲本書の表紙
☆本書の案内チラシはこちら【PDF 932 KB】
これからの日本と社会保障、そして私たち―「生活大国」スウェーデンに学ぶ」の概要
- ◇書 名:
- 「これからの日本と社会保障、そして私たち―「生活大国」スウェーデンに学ぶ」
- ◇著 者:
- 日野 秀逸 地域医療・福祉研究所理事長・東北大学名誉教授
- ◇発 行:
- 一般社団法人地域医療・福祉研究所 東京都中野区本町5丁目35-1-102
- ◇発行人:
- 藤谷 惠三
- ◇発売元:
- あけび書房株式会社
〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目9−5 電話:03-3234-2571 - ◇発行日:
- 2017年7月25日
- ◇定 価:
- 800円+税(送料別)
◇判型・ページ数:ソフトカバー・A5判・本文104ページ(寸法:21x14.8x1cm)
◇ISBN-10:487154155X ISBN-13:978-4871541558
◇【目次(抜粋)】
- はしがき………………………………………………………………………………………………………………
- 3
- Ⅰ世界と日本の新たな構図……………………………………………………………………………………………………
- 5
- -おおもとが崩れたグロノリレ資本主義(新自由主義経済)
- Ⅱアベノミクスの破綻…………………………………………………………………………………………………………
- 11
- Ⅲ深刻な労働者の貧困…………………………………………………………………………………………………………
- 23
- -貧困を「雇用・貫金・労働時間・社会保障」の視点でとらえる
- Ⅳアベノミクスは安倍政治の道具……………………………………………………………………………………………
- 33
- -日米同盟強化のもとで「経済大国」「軍事大国」を目指す
- V財界の社会保障政策の変遷…………………………………………………………………………………………………
- 39
- Ⅶスウェーデンは「生活大国」をなぜ、どう達成したか……………………………………………………………………
- 69
- VI新しい生活と社会保障の産業構造構築を………………………………………………………………………………
- 55
- Ⅷ労働者側・庶民側の「共同・共闘意識」の変化………………………………………………………………………………
- 85
- Ⅸ協同・共同を基礎に連帯の社会を…………………………………………………………………………………………
- 91
地域医療・福祉研究所の本書の紹介文
研究所の出版活動の第3弾・ブックレットNo.2として、当法人の理事長である日野秀逸の著書「これからの日本と社会保障、そして私たち―「生活大国」スウェーデンに学ぶ」を上梓いたしました。
今回は一般書店での取り扱いができるよう「あけび書房株式会社」様から発行いたいしました。
この書籍は、新自由主義の破綻を碓認し、一人一人の生き方が尊重される社会を展望し、そのために必要な社会的約束ごととしての社会保障のあり方を考えます。そして、こうした方向を歩む先輩として、「生活大国」と評価されるスウェーデンの歴史的取り組みから、教訓をくみ取ります。
社会保障・医療福祉の関係者はもちろん、若者から高齢者まで、安倍政権の暴走に反対する市民の皆さまにお読みいただければと思います。
※著者:日野 秀逸のプロフィール
1945年、宮城県生まれ。1970年、東北大学医学部卒業。
国立公衆衛生院衛生行政室長、都立大学人文学部社会福祉専攻教授を経て、1997年より東北大学大学院経済学研究科教授、2005年~2008年研究科長・学部長。
東京都中野区福祉審議会委員(1986~1995年) 。
現在、地域医療・福祉研究所理事長、東北大学名誉教授。 労働運動総合研究所常任理事。
東日本大震災復旧復興支援みやぎ県民センター代表世話人。
本書の魅力を伝える感想が次々寄せられています(一部を抜粋紹介)。
お買い求めいただいた方たちから、「社会保障政策の現段階が歴史的な考察からよくわかりました」、「国や財界が社会保障をどうしようとしているか、がよくわかる内容です」、「社会保障分野が成長産業で、自治体の基幹産業になる可能性があることがよくわかりました」、「スウェーデンが先進なのは「自分らしく生きること」が生活の基本にあるからだということを納得できました」「社会保障の仕組みには、協同組合や共同組織が最もマッチしていることに確信が持てました」などの感想が寄せられています。
お願い:当研究所関係者向けの提供価格については下記の事務局にお問い合わせください。
お問合せ、申し込み先
一般社団法人地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360
※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。