• 地域医療・福祉研究所のフェイスブック
  • イベント&セミナー情報
  • 出版物はこちらから

トピックス&ニュース

アルスヴィータ「高齢者の定義変更は、社会的な環境整備とともに行うべき」
~日本老年学会「高齢者を75歳以上とする提言」へのコメント~

 一般社団法人地域医療・福祉研究所(中野区本町、日野秀逸理事長、略称:アルスヴィータ)は、このほど、日本老年学会日本老年医学会(文京区湯島)が発表した「高齢者に関する定義検討ワーキンググループからの提言」(概要)に対して、「高齢者の定義変更は、社会的な環境整備とともに行うべき」とのコメントを藤谷惠三専務理事名で公表しましたのでご案内します。

日本老年学会の提言の年齢区分と名称の抜粋

65~74歳 准高齢者・准高齢期 per-old
75~89歳 高齢者・高齢期 old
90歳~ 超高齢者・超高齢期 oldest-old, super-old

藤谷コメントの主旨の抜粋

私たちも、高齢者の定義を見直すには、その社会的影響や制度の変更につながることを考慮し、慎重に行うべきだと考えます。さらに、労働や社会保障などの環境整備なしに定義の変更行うことは、年金削減や医療や介護の費用増などにさらされている高齢者の暮らしにさらなる困難を強いることになると危惧します。

いまこそ、日本の高齢者の幸せのために必要な政策や社会環境の整備を国民的な課題として論議し、高齢者の実態にふさわしい社会の実現を目指すべき時です。

※上記コメントの中に日本老年学会の「高齢者を75歳以上とする提言(概要)」も資料として添付してあります。

<問い合わせ先>

一般社団法人 地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360

※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。