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トピックス&ニュース

一般社団法人地域医療・福祉研究所「第3回社員総会」開催報告

 一般社団法人地域医療・福祉研究所(アルスヴィータ:東京都中野区:日野秀逸理事長)は、2017年4月1日、第3回社員総会を開催しました。

 社員総会は、定足数19名に対し、実出席4名、書面議決9名の計13名で、定足数の過半数を超え成立し、第1号議案「2016年度事業報告並びに決算報告」、第2号議案「2017年度事業計画並びに予算案」を審議したのち、異議なく満場一致で2つの議案を可決しました。

第3回社員総会」の概要

2016年度事業の総括

 昨年度の主要事業は、一昨年度に引き続き「調査・研究部門」、「コンサルティング部門」、「教育研修部門」、「出版部門」の4事業です。

 2016年度は「調査・研究部門」を重視し、特に沖縄県内での高齢者要求の調査研究及び政策提言の研究に力を入れました。結果として研究分野では「南大東村福祉・介護計画書」の策定業務を受託し、南大東村で社会保障にかかわる人々の意見を集めるための「うふあがり福祉カフェ」や全村会議員と村の福祉民生課、社会福祉協議会の責任者などによる愛知(たいようの杜、南医療生活協同組合)・富山(NPO「このゆびとーまれ」、NPO「にぎやか」、NPO「しおんの家」)の「地域共生」施設の視察を実施しました。

 また、都内の医療・介護に関するデータ収集や基礎自治体の政策の研究を行いました。

 さらに、国のすすめる「『我が事・丸ごと』地域共生社会」構想の研究を進め、厚労省の審議会の傍聴などを行なっています。

 「コンサルティング」では、会員の診療所と協力してCMI(診療所マネジメント向上プログラム)を実施し、外来増の診療所の特徴や在宅医療のとりくみ、介護との連携や健診事業のすすめ方などについて研究しています。東京や神奈川の協同組合の新規事業計画、経営継続などについての相談を受けています。

 「教育研修部門」では、MBO(目標管理)セミナーの受託や、社会保障や高齢者問題などに関する多数の講演などをおこないました。

 「出版部門」では、沖縄県南大東村の高齢者要求調査をもとにした書籍「南大東村に地域共生ホームを作ろう」を出版しました。

2017年度事業計画の目標

 2017年度の目標は研究所の活動をより大きく発展させることです。それには「会員・研究者の確保」、「剰余の確保」が不可欠です。会員の増加と研究者の加入や剰余の確保によって大規模な調査・研究活動を推進します。このとりくみによってアルスヴィータがより広い範囲で地域の医療・福祉に携わり、より多くの場所で住民のくらしと健康の向上に寄与することをめざします。

 各事業計画については、引き続き「調査・研究部門」・「コンサルティング部門」・「教育・研修部門」・「出版部門」の4分野で活動します。特に「南大東村での地域共生ホームづくり」を積極的に支援し、離島・山間部における地域共生モデルを研究します。また、地域住民の要求に基づく医療福祉生協の設立支援を通じて新しい生協のあり方を研究し実践に活かします。

 この他にも会員である生協の発展に寄与するコンサルティングや自治体との共同を広げ、2018年度の診療・介護報酬同時改定や種々の制度改定に対応するセミナー等を開催します。

<問い合わせ先>

一般社団法人 地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360

※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。