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トピックス&ニュース

地域医療・福祉研究所・南大東村「「南大東村第2回うふあがり福祉カフェ」を開催
~「南大東村福祉・介護計画 (最終案)」を確認~

 一般社団法人地域医療・福祉研究所(略称:アルスヴィータ、中野区本町)の藤谷惠三専務理事は、2017年7月28日、南大東村(沖縄県島尻郡、仲田 建匠村長)において開催された「第2回うふあがり福祉カフェ」に参加しました。このカフェは、「めざそう!住み続けられる南大東島」をテーマに策定が進んでいる「南大東村福祉・介護計画(5ヶ年計画)」の最終案を論議するためのもので、副村長、福祉民生課長、総務課長、会計課長など村役場の職員、村会議員、社協の理事や職員、看護師、介護福祉士、保育士、警察官、地域包括支援センターの職員、民生・児童委員、消防団員、地区の区長さんなど約40人が参加しました。

各グループからの発表の様子
▲各グループからの発表の様子▲

 カフェでは、まず一般社団法人地域医療・福祉研究所から、この2年間にわたって村民と協力して作成した「南大東村福祉・介護計画 (案)」を説明し、全員で内容を最終確認しました。その後3つのグループに分かれて「この計画でやってほしいこと!私がしたいこと、出来ること」をテーマにポストイットと模造紙を使って討論しました。その後、グループごとに発表を行いました。それぞれのグループから、「一人暮らしの高齢者が安心して住める場所にしてほしい」「癌の末期や認知症でも最期まで暮らせる島にしてほしい」などの要求や「家で取れた野菜を新しく出来る地域共生ホームに提供する」「職員の確保に協力する」「ボランティアで運営に参加する」など、一人ひとりの関わり方も発表されました。最後に藤谷惠三専務理事がカフェのまとめを行いました。
 この南大東村福祉・介護計画は、多くの村民の参画で出来上がったことから、この各グループの報告は、1週間村役場のロビーに展示され、村の人たちに公開されました。

グループ討論の様子
▲グループ討論の様子▲

カフェのまとめを行う藤谷専務(中央)
▲カフェのまとめを行う藤谷専務(中央)

村役場のロビーの展示の横断幕
▲村役場のロビーの展示の横断幕

「第1回うふあがりカフェ」報告はこちら(2016年10月27~30日開催)

地域医療・福祉研究所藤谷惠三専務理事のコメント

今回のうふあがり福祉カフェの目的は、「計画づくりだけで終わらず、村民のエネルギーを実施段階にどう繋げるか」でした。また、農協や漁協などと協力して地域共生の取り組みに、高齢者や障害者の就労の場として農水産業を位置付け、地産地消の取り組みとその生産物の消費の場として地域共生ホームを位置付けることでした。その成果として、10月に副村長を団長とする「地域共生と地産地消を繋ぐ」視察団を北海道に派遣することが決まりました。

<問い合わせ先>
 一般社団法人 地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360

※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。