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日本高齢運主催「2018年 2・1高齢者中央集会」に参加しました
アルスヴィータ(中野区弥生町)のメンバーは、2018年2月1日、参議院議員会館(千代田区)会議室にて開かれた「2.1高齢者中央集会」に参加しました。この「2・1集会」は、老人医療無料制度が廃止された1983年から毎年開催され今年で35回目となります。今年は、「老人医療費有料化35年 命と健康を守るために何をなすべきか」をテーマに、講演・特別報告・価値からの取組み交流などが実施されました。
▲前沢叔子 事務局次長
▲折田真知子 日の出町議
▲藤谷 惠三 事務局長
開催概要
学習講演:「2018年医療介護はどうなるか?今こそ老人医療無料化の戦いをいかそう」
中央社保協 前沢 淑子事務局次長
要点:社会保障制度が改悪されてきた歴史を紹介し、この厳しい情勢を変えるために、地域のつながりという強みを生かすことが大事だと述べました。地域で声をあげ、実態調査などで地域の問題を可視化し、それを地方自治体で取り上げるよう要請を行い、さらに自治体から国へと意見を上げることができるのだと、福祉用具の自己負担ストップや国保料のあり方などの例を挙げて説明しました。さらに、そのためにも来年の一斉地方選挙は重要で、9条と25条を一体で守り生かす人を議会に送る必要があると主張し、また最後に高齢者のみならず若い世代ともつながりを作る必要があると締めくくりました。
特別報告:「東京都日の出町の後期高齢者医療費無料制度」
日の出町議会 折田 真知子議員
要点:日の出町は75歳以上の医療費負担と人間ドックを無料にしていることを報告されました。折田によると、このような福祉を実施しても、日の出町の一人当たりの医療費は東京の平均より低く、またそのために必要な金額も予算の1%ほどにすぎず、決して特別ではないとのことで、大事なのは税金の使い方であり、予算の1%を高齢者のために使う気があるかどうかなのだと折田氏は主張しました。また、日の出町では高齢者のみならず若い世代、現役世代への福祉も充実させているとのことでした。
各界からの取組みの発表と交流
各団体がそれぞれの地域での実体験を語り、運動での成果や厳しい実態を知ることができました
議員の激励挨拶:山添 拓参議院議員(日本共産党)
集会アピール提案と採択⇒集会アピールはこちら(日本高齢運ホームページ:PDFファイル)
まとめと行動提起:日本高齢運 事務局長 藤谷 惠三 アルスヴィータ専務務理事
要点:(1)暮らしの実態を出し合い、地域の実態を深く掴もう。
(2)自治体を変えよう、地域で共同をつくろう。
(3)危機の根源には、安倍政治がある。安倍Noの声を大きく広げよう。
アルスヴィータも地域での医療福祉の状況などの実態把握に努め、9条と25条を守り生かす運動を行っていきます。(報告者:事務局 藤谷哲平研究員)
<お問合わせ先>
一般社団法人 地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360
※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。