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トピックス&ニュース

住民の要求と地域に根ざした保健医療・福祉サービスの充実をめざします

一般社団法人地域医療・福祉研究所

理事長 日野 秀逸

新年あけましておめでとうございます。
昨年中は、皆々様に大変お世話になり、ありがとうございました。

昨年私たち地域医療・福祉研究所は、沖縄県竹富町から地域支え合い体制推進事業を受託し、「ぱいぬ島共生意識・要求調査」を行いました。

竹富町は、9つの有人離島を抱えており、医療や福祉の条件が大きく違います。そこで、一つひとつ島々にどのような福祉サービスが必要かを明確にするために大規模調査を行うことを提案し、40歳以上の町民2,400人全員を対象にした調査を10月から12月までの述べ48日間実施しました。

調査方法も、部落ごとに公民館に集まってもらって集団の記入会を行い、その後全戸訪問して記入をお願いする方法をとりました。

今月中に集計と分析を行い、3月にそれぞれの島と地域でアンケート報告会と意見交換を兼ねた「ぱいぬ島“結”カフェ」を開催することにしています。

(一社)地域医療・福祉研究所は、住人の手で地域に必要な医療や福祉サービスの充実を目指すことの研究と実践支援を目的としています。

離島での福祉サービスの確保は、もっとも医療や福祉サービスの少ない、あるいは提供が困難な地域で、住民の力を発揮して幸せな暮らしをつくる取り組みとして、弊研究所の重点課題としています。

今年は、引き続き竹富町の「ぱいぬ島共生社会」づくり、2016年度から関わっている南大東村の福祉・介護計画「うふあがり元気むら」の実施計画づくりの研究と支援をすすめます。

また、住民が主体となって医療や福祉事業を行なっている協同組合やNPOなどの組織づくり、経営マネジメントの研究と支援を行うことにしています。

その成果を公表し、多くの研究者、実践家の方々のご教授をいただきたいと思います。

本年もよろしくお願いします。