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トピックス&ニュース

アルスヴィータ研究員:徳島県「寄りあいワークショップ視察」報告
~県庁訪問・加茂谷地区「寄りあいワークショップ」に参加~

 アルスヴィータ(中野区弥生町)の研究員2名は、沖縄県竹富町でこれから取り組む「ゆいまーるワークショップ」の運営の技法を学ぶため、2019年6月25日6月13日から3日間、徳島県阿南市加茂谷地区で開かれた「寄りあいワークショップ」を視察し、学ばせていただきました。寄りあいワークショップは、KJ法を活用した住民主体のまちづくり技法です。※

※詳しくは、千葉大学大学院看護学研究科山浦晴男特命教授(情報工房代表)のちくま新書『地域再生入門』をご覧ください。

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▲徳島県庁訪問:藤谷惠三専務


▲加茂谷のお松大権現の招き猫

6月13日は、徳島県阿南市加茂谷地区で、「寄りあいワークショップ」の事前調査

「加茂谷元気なまちづくり会」の山下和久会長、柳沢久美事務局長のご案内で県の担当者や地域おこし協力隊員、山浦先生達と一緒に2時間半かけて地域を見て回りました。

途中で、「まちづくりの会」の溜まり場「sanzoku」で昨日獲れたイノシシ肉の燻製をご馳走になったり、農家の人が自分で野菜を持ち込んでスーパーなどで販売できる「すきとく市」の集荷場などを視察しました。ボランティアで頑張っている「元気なまちづくり会」の活動の幅広さと見通しの長さに感動しました。また、フィールドワークで地域を観る視点も勉強になりました。

6月15日は、徳島県阿波市加茂谷地区の「寄りあいワークショップ」に参加しました。

加茂谷地区(人口約2,000人)いの10の集落から60人以上の参加があり、徳島大学の学生も10数名が参加しました。山浦晴男先生が「ワークショップの目的や意義、やり方」を説明した後、各グループで「加茂谷の悩み、問題点、将来ありたい姿」について論議した後、論議にもとづいて大事だと思えることを一人づつで書き出してみんなで共有し、「意見地図」を作成しました。さらに、「意見地図」の項目の重要度をみんなで考えて課題の順位付けをしました。

約3時間半のワークショップでしたが、あっという間に終わった感じがしました。

次回は、7月にそれぞれの問題意識にもとづいて地区内の写真を撮り、それを持ち寄って論議する予定だそうです。

アルスヴィータが、今年10月から沖縄県竹富町で行う予定の「ゆいまーるワークショップ」に、今回の視察の成果を生かし、住民参画の福祉の形成に役立てます。

<お問合わせ先>

一般社団法人 地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360

〒164-0013 東京都中野区弥生町1-54-17-101

※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。