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今年も元気にCOVID-19感染拡大下での新しい社会作りに邁進します

一般社団法人地域医療・福祉研究所

理事長 日野 秀逸

一般社団法人地域医療・福祉研究所 理事長 日野 秀逸明けましておめでとうございます。

 昨年2020年は、年初からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で世界中に大きな困難と変化が起きた年でした。

 私たち 一般社団法人地域医療・福祉研究所(ARSVITA)も離島など医療や福祉の脆弱な地域での新型コロナ危機対応についての研究や新型コロナ危機下でのフィールドワークのあり方などの研究と実践的な取り組みを行いました。

 沖縄県竹富町では、一昨年西表島西部地域と黒島で実施した「ゆいまーるワークショップ」で地域の人たちが作成した「地域に住み続けるために必要な生業(なりわい)福祉の実行計画」の実践が始まりました。

 COVID-19感染症の中での住民運動のあり方を研究し、昨年の9月以降、感染対策をしながら地域課題を解決する動きを止めないやり方を模索しています。

 その一端として、COVID-19感染症を拡大する危険性の高い「移動」を避けるために八重山事務所を開設し、常駐者を配置しました。

 また、今年改定される「竹富町第9次高齢者保健福祉計画及び第8期介護保険事業計画」の策定の支援にも取り組み、行政の計画と住民の主体的な福祉づくりの運動が連動することを重視しています。

 COVID-19感染症は、世界中で繰り返し感染を広げ、変異も報告されるなど収束の見込みは立っていません。

 私たちARSVITAは、今年も引き続きCOVID-19感染拡大下で離島などでの地域住民のいのちと暮らし、健康・福祉を守るための活動を強化します。

 とりわけ

  1. (1) COVID-19感染症下で地域の医療と福祉の崩壊を防ぎ、安心・安全な暮らしを存続させるため住民主体の取り組み強める。
    そのために、ARSVITAで取り組んでいる「生業(なりわい)福祉のまちづくり論」をさらにブラッシュアップする。
  2. (2) 医療や介護の人材の確保と離職防止とコロナ下での安全な業務のやり方についての研究を進める。
  3. (3) 医療・福祉経営を守り、地域に必要な医療・福祉事業を存続・発展させるための取り組みを支援する。

 ことを重視します。

 今年も、ARSVITA会員の皆様、行政や関係各位のご支援とご鞭撻をお願いし、共に元気にCOVID-19下での新しい社会作りに邁進したいと思います。

 今年もよろしくお願いします。