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トピックス&ニュース
新年のご挨拶
一般社団法人地域医療・福祉研究所
理事長 日野 秀逸
新年あけましておめでとうございます。
昨年中は、皆々様に大変お世話になり、ありがとうございました。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、国民生活も医療・福祉の活動も大きな困難に遭遇しました。私たち地域医療・福祉研究所も、地域調査や研究活動、まちづくりの実践などにさまざまな制限が生まれました。
しかし、緊急事態宣言の解除を機に、沖縄県竹富町の在宅医療・介護連携推進事業として「新型コロナウイルス感染症拡大下で気になる高齢者訪問事業」を提案し、10月〜12月にかけて「コロナ禍における高齢者生活実態アンケート調査」を実施しました。
実際に地域での聞き取り調査に入ると、コロナ禍で暮らしにさまざまな変化が生まれていること、もともと離島として抱えていた困難が増幅され、深刻になっていることなどが実感されます。
新型コロナウイルス感染症流行の行方は不透明ですが、コロナ禍を機に明らかになった矛盾や弊害を明らかにし、今後の新しい地域社会づくりの準備を始める必要があると痛感しています。
今年地域医療・福祉研究所は、さらに僻地や離島での医療・福祉サービスの確保とまちづくりの調査研究を進め、弊研究所の提唱している「なりわい福祉のまちづくり」(地域に住み続けるための医療・福祉サービスの確保と、サービス利用者とサービス提供者が生活できる収益を確保することの両方をめざすまちづくり)の実践を始めることにしています。
本年もよろしくお願いします。