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沖縄県竹富町「第4回ゆいまーるワークショップin波照間」終了報告
~コロナの影響で2年にまたがり実施~
(一社)地域医療・福祉研究所(略称:アルスヴィータ、中野区弥生町)は、2021年5月19日に、「第1回ゆいまーるワークショップin波照間」を開催しましたが、その後新型コロナウイル感染症の流行のため延期になり、第2回以降を今年の5月から7月にかけて3回行い、7月13日の「第4回ゆいまーるワークショップin波照間」で提案された9つのアイデアを検討し、参加者が自分がかかわりたいアイデアを投票で決め、最終的に4つのチームを結成し、それぞれのチームごとにアクションプランを作成し終了しました。
※この「ゆいまーるワークショップ」は、山浦晴男氏(千葉大学大学院看護学研究科特命教授)が、提唱している「寄りあいワークショップ」をモデルにした「福祉のまちづくり手法」で、住民自らが主体となり行政と協働して地域の暮らしと福祉の課題解決力の向上を目指す取り組みです。
第1回ゆいまーるワークショップin波照間実施報告はこちら(2021年5月19日実施)
▲第4回ゆいまーるワークショップの様子
第4回ゆいまーるワークショップin波照間の概要
前回の第3回ワークショップで提案された9つのアイデアを検討し、参加者が自分がかかわりたいアイデアを投票で決め、最終的に以下の4つのチームを結成し、それぞれのチームごとにアクションプランを作成しました。
(1)ハッピーリサイクル
- 島に赴任した先生や会社員などが島を離れるときに置いていく家電や家具などを次に来る人に上手に引き継ぐことや島の人たちが不要になったものを無料で交換し合う仕組み作り。
- まずはチームの一員として協力してほしい人や、家具などの保管場所を検討しました。来年の春にはリサイクルの仕組みが出来ている事をめざします。
(2)世界に通用する有機の島・波照間
- 減農薬をすすめ、蛍の生息地や減少する海藻等を守り、野草や薬草を食べられるようにするなど「自然との共生」をめざす取り組み。
- ホタルの生息地などに除草剤を撒かないよう関係者や団体に依頼すること、ボランティアを募って草刈りをすること、趣旨説明会の開催などを計画しました
(3)Cat&Crow
- 島で増え続ける猫とカラスの管理や対策を考える取り組み。
- 猫に関して、まず飼い猫と地域猫、ノラ猫の数を把握することから始める事になりました。カラスに関しては駆除用の「モスキート音」を防災無線で流せるのかを調査し、可能ならテスト放送をすることにしました。
(4) 産直市場づくり
- 物価の高い島の状況を改善するために畑や海でとれたものを島内で流通させようという取り組み。
- 賛同者を募る事や、野菜・魚・もちきび・黒糖・島バナナなどが販売の対象になることなどを話し合いました。
【参加者からの意見・感想】
- 実際に興味がある人同士でチームを作り話し合い、課題、手順、方法がいろいろ出てきたので良かった。今後実行できるように協力して活動していきたい。
- 話し合うまでは難しかったが、一度話し合いを始めたらいろいろ意見が出てきて楽しかった。話すことはまだ易しい。これから動くのでそれが大変だと思う。
- 島の住民で多方面の問題点や課題がピックアップされて議論されたので、この結果が今後島の発展に繋がれば成功かなと思います。
▲「共生の島」チームの討議結果はこちら【PDF:1.55MB】
▲説明する藤谷専務理事
事務局からのお知らせ:
今年度の下半期からは竹富町の別の島で「ゆいまーるワークショップ」を行う予定です。
<お問合わせ先>
一般社団法人 地域医療・福祉研究所 八重山事務所
〒907-0024 石垣市新川2373-21 1-D 電話(藤谷携帯):090-8998-0701
一般社団法人 地域医療・福祉研究所
〒164-0013 東京都中野区弥生町1-54-17-101 電話・Fax:03-4283-4360
※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。