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事業報告・事業計画

2016年度事業報告

全体の総括

 昨年度の主要事業は、一昨年度に引き続き「調査・研究部門」、「コンサルティング部門」、「教育研修部門」、「出版部門」の4事業です。

 2016年度は「調査・研究部門」を重視し、特に沖縄県内での高齢者要求の調査研究及び政策提言の研究に力を入れました。結果として研究分野では「南大東村福祉・介護計画書」の策定業務を受託し、南大東村で社会保障にかかわる人々の意見を集めるための「うふあがり福祉カフェ」や全村会議員と村の福祉民生課、社会福祉協議会の責任者などによる愛知(たいようの杜、南医療生活協同組合)・富山(NPO「このゆびとーまれ」、NPO「にぎやか」、NPO「しおんの家」)の「地域共生」施設の視察を実施しました。

 また東京都内の医療・介護に関するデータ収集や基礎自治体の政策の研究を行いました。

 さらに国のすすめる「『我が事・丸ごと』地域共生社会」構想の研究を進め、厚労省の審議会の傍聴などを行なっています。

 「コンサルティング」では、会員の診療所と協力してCMI(診療所マネジメント向上プログラム)を実施し、外来増の診療所の特徴や在宅医療のとりくみ、介護との連携や健診事業のすすめ方などについて研究しています。東京や神奈川の協同組合の新規事業計画、経営継続などについての相談を受けています。

 「教育研修部門」では、MBO(目標管理)セミナーの受託や、社会保障や高齢者問題などに関する多数の講演などをおこないました。

 「出版部門」では、沖縄県南大東村の高齢者要求調査をもとにした書籍「南大東村に地域共生ホームを作ろう」を出版しました。

2017年度事業計画

全体の目標

 2017年度の目標は研究所の活動をより大きく発展させることです。それには「会員・研究者の確保」、「剰余の確保」が不可欠です。会員の増加と研究者の加入や剰余の確保によって大規模な調査・研究活動を推進します。このとりくみによってアルスヴィータがより広い範囲で地域の医療・福祉に携わり、より多くの場所で住民のくらしと健康の向上に寄与することをめざします。