アルスヴィータ「第2回竹富町ぱいぬ島の住民意識・要求調査」報告-第3報｜トピックス&ニュース

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アルスヴィータ「第2回竹富町ぱいぬ島の住民意識・要求調査」報告-第3報

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アルスヴィータ「第2回竹富町ぱいぬ島の住民意識・要求調査」報告-第3報

　（一社）地域医療・福祉研究所（アルスヴィータ､東京都中野区）は、竹富町から受託した「沖縄県竹富町の共生社会づくりのための住民意識・要求調査事業の実施計画」の一環として、10月10日から2か月間にわたり、竹富町（ぱいぬ島＝西表島、竹富島、小浜島、鳩間島、波照間島、黒島、新城島）の「ぱいぬ島共生社会づくりのための住民意識・要求調査※」を行います。今回は、10月15日～10月20日の報告です。

※ぱいぬ島とは南の島の意味。以下「意識・要求調査」と略します。

10月15日：「第2回黒島意識・要求調査」のアンケート記入会」を行いました。

　この日の黒島はよく晴れていて、竹富町に来て8日目で初めて好天に恵まれました。

　午前7時50分に西表島を出発し、町役場の職員の方とともに午前10時過ぎに黒島に到着、午前11時から午後2時ごろまで黒島公民館でアンケート記入会を行いました。記入会では一人ひとりの疑問やわかりづらいところに答え、できる限り正確なアンケート調査票になるよう心がけています。

　記入会終了後、黒島公民館の館長さんにアンケート用紙を預けて、未回答者のアンケート預けを頼もうとしたのですが、この日の午後は、島あげての県道の清掃作業に従事している館長を探して島中を車で走り回り、館長さんのご自宅にアンケート用紙をお届けした後、お世話になった老人会会長にお礼をしてから、帰りの船が来るまでの待ち時間に美しい海を眺めました。西表島に戻ると雨でした。

▲会場案内のポスター

▲記入会の様子

10月17日：沖縄・竹富町の黒島　浦内地区・古見地区の記入会の報告

　17日は、西表島古見地区と浦内地区でぱいぬ島共生意識・要求アンケート調査の集団記入会を行いました。二カ所で同時開催でしたので、2チームに分かれて準備やお誘いをしました。参加者は、20名でした。

　各集落で、この取り組みを支えてくださっているのは、「公民館長さん」です。会場となる公民館の準備、参加の呼びかけ、集落の有線放送での案内、記入済みアンケートの預かり、不参加者への説明と個人宅へのアンケート配布などを地域の状況やご本人の条件に合わせて引き受けてくださっています。

　事前にこの調査の意義や特徴、結果返しの方法などをお話ししてお願いするのですが、みなさん共通の想いは、「集落のみんなに考えてもらって、みんなの声を集めたい」ということだと感じています。

　行事や仕事の忙しい中、ご協力いただき、心から感謝しています。

▲古見地区の記入会場の様子

▲質問を受けながら記入していただきます

10月18日：沖縄・竹富町の西表島　白浜地区「意識・要求アンケート」記入会

　この日は、西表島白浜地区のアンケート記入会でした。私たちが宿泊している大富地域を朝早く出て、午前中はこの地域でアンケート記入会のお誘い行動をしました。声かけをすると「何の目的？」「アンケートはこれまで何回もしたよ」「何で公民館に集まって書くの？」などの疑問が出ます。私たちは、「この島のこれからの地域や福祉のことを考えるためです」「今回は、このアンケート結果を報告して話し合う場を持ちます」「できるだけ正確にみなさんの要求を把握したいので説明しながら記入してもらっています」などと話します。こういう会話ができた人は、たいてい会場に来ていただけます。少しずつですが、地域の福祉に対する関心が高まったり、40〜60歳代の方々が地域や福祉のことを考えるきっかけになっていると思います。

▲草取り作業の方に記入会のお誘いをしました