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トピックス&ニュース

沖縄県竹富町にて、アンケート結果報告および意見交換会(第8報)
~『ぱいぬ島“結”カフェ』を5島7地域で開催~

 2018年10月~12月にかけて(一社)地域医療・福祉研究所(日野秀逸理事長、東京都中野区)が行った沖縄県竹富町の「ぱいぬ島共生意識・要求アンケート調査」の結果分析が終わり、3月4日から竹富町の島々を訪問し住民の方々と結果報告&意見交換会を行いました。この会合は、参加者の皆さんに気兼ねなくご意見をうかがえるように『ぱいぬ島“結”カフェ』と名付け、2週間かけて5島7地域で開催しました。

 『ぱいぬ島“結”カフェ』では、竹富町役場の職員の方の挨拶から始まり、次いで弊研究所の藤谷惠三専務理事がアンケート結果の特徴と島ごとの違いなどを報告しました。続いて「各地域にあったらいい福祉サービス」などについて出席者と意見交換しました。

 竹富町は島ごと、地域ごとで病院のある石垣島からの距離も主要産業も異なるため、必要となるサービスも住民の要求も異なります。

 例えば、石垣島から最も遠い波照間島には、竹富町唯一の小規模多機能型居宅介護施設「すむづれの家」があるので、住民の意見も「すむづれの家」に期待するものが多く、一方で、「火葬場がほしい」という要求があります。また、人口の多い西表島西部では、「医療も介護サービスも少ない」「西表西部には2か所診療所が必要ではないか」「移住してきた人も本土に親を残しているので、介護のために島を離れてしまう。島の介護サービスが充実すれば呼び寄せられるのに」という意見などが出されました。

 今回の『ぱいぬ島“結”カフェ』では述べ100人を超える参加があり、率直なご意見を伺うことが出来ました。

 今後、当研究所では、この『ぱいぬ島“結”カフェ』の報告書と共に、島ごと・地域ごとの要求や課題、弊研究所の提言をまとめ、4月に竹富町への報告を行う予定です。


▲報告する藤谷惠三専務理事


▲カフェの話し合いの様子

<お問合わせ先>

一般社団法人 地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360

〒164-0013 東京都中野区弥生町1-54-17-101

※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。