- ホーム
- トピックス&ニュース
- ARSVITA「竹富町の『介護予防・日常生活圏域ニーズ調査』」を受託
トピックス&ニュース
ARSVITAが「竹富町の『介護予防・日常生活圏域ニーズ調査』」を受託
~会員の皆様から「ニーズ調査」の調査員を募集します~
沖縄県竹富町 (町長:西大舛 髙旬、沖縄県石垣市美崎町)は、本年1月初旬に、アルスヴィータ(一社:地域医療・福祉研究所:略称:ARSVITA=アルスヴィータ、中野区弥生町)を含むいくつかの調査機関に、「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」に対する、見積や実施方針提出の依頼を行いました。アルスヴィータも応募しました。このほど、町による審査の結果、ARSVITAが「調査機関に決定した」との通知がありました。ARSVITAとしては初めての行政指定(法定)調査となります。
また、この調査の実施に当たり、会員の皆様から「ニーズ調査」の調査員を募集します!
この調査は、介護保険制度の元になる「ニーズ調査の内容や実施方法」などを体験できますので、研究者個人だけでなく、法人の職員研修と位置付けられても、必ず役に立ちます。
(※文中の5枚の写真は「ゆいまーるワークショップ」時の様々な場面です)
▲全員で実行計画の検討をする様子(右から2人目が藤谷惠三専務理事)
1.「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」(以下、「ニーズ調査」)とは何か?
- ○ニーズ調査は、介護保険法第117条第2項5にもとづき「保険者(自治体・広域連合)が、一般高齢者、介護予防・日常生活支援総合事業対象者、要支援者を対象に、日常生活圏域ごとに、地域の抱える課題の特定(地域診断)に資することなどを目的として実施」(厚労省)するものです。
- ○からだを動かすこと、食べること、毎日の生活、地域での活動、たすけあい、健康などに関する項目を調査します。
- ○全国のすべての自治体・広域連合で実施され、介護保険事業計画策定の基礎資料となります。特に介護予防サービスの内容や介護保険料策定に影響します。
- ○今回は、「第8期ニーズ調査」になります。今回の目的は、以下の2点です。
- 要介護状態になる前の高齢者のリスクや社会参加状況を把握することで、地域診断に活用し、地域の抱える課題を特定すること
- 介護予防・日常生活支援総合事業の評価に活用すること
- ○対象は、要介護1〜5以外の65歳以上の方です。つまり健康な高齢者と要支援の人を対象にします。
2.ARSVITAが竹富町の「ニーズ調査」を受託した意味
- ○ARSVITAはこれまで南大東村や竹富町などで自治体から受託して各種の調査を行ってきましたが、その内容は、
- (1) ARSVITAが自治体に「住民の要望や意識を元にした施策を作るために自主的な調査を行おう」と提案し、
- (2) 県の補助金や自治体独自の予算計上をして実施するというものでした。
- ○今回の「ニーズ調査」は、介護保保険法にもとづく必須の調査で、介護予防事業や総合事業の実施方針、介護保険料策定の基礎となる調査です。その点では住民の介護福祉に関する施策に直接影響を及ぼす調査です。
- ○同時にこの間の様々な自治体への提案活動や調査活動、事業支援の活動が評価された結果とも言えます。
3.ARSVITA会員の皆様から「ニーズ調査」の調査員を募集します!
- ○調査は基本的に郵送回答(対象者850人)です。しかし、回収率75%を目指しますので現地での回収活動が必要です。そのため、竹富町での調査活動を企画します。
- ○調査活動の大まかな日程は、以下の通りです。
- ①2月1日
- 対象者全員に調査票を発送(済み)
- ②2月21日
- 調査票郵送締め切り
- ③2月25日~3月9日
- 現地での未提出者訪問・記入促進活動、データ入力
- ④3月9~16日
- データ分析
- ⑤3月17~25日
- 調査結果評価 報告書作成
- ⑥3月31日
- 町に報告書提出 報告会実施
調査員募集要項
- ①2月25~3月9日の中の数日間。日数は応相談。移動に半日〜1日かかりますので3日程度は必要
- ②調査場所は、西表島、黒島、竹富島、小浜島のいずれか(回収状況に合わせて)
- ③費用について
- 現地でのユンタク(飲み会)費用や宿泊の手配と費用はARSVITA負担。毎晩楽しいですよ。(食費は自己負担)
- 航空券代、フェリー代は自己負担をお願いします。格安チケットやハヤトリなら往復2~3万円ぐらいでいけます。
- またとない機会なので、介護保険制度の元になるニーズ調査の内容や実施方法などを体験してください。
- また、八重山の歴史や風土、自然探訪を兼ねて参加してください。琉球王朝からの差別された日本の最西端・八重山の歴史や戦争マラリアの話などを地域の人に聞き、八重山そばや果物、イノシシ料理などを堪能してください。
- 法人の職員の研修として位置付けていただいても結構です。
▲実行計画を検討する参加者たち
▲グループ作業の様子(第2回)
▲検討内容をグループごとに発表する様子
▲順位付けされたアイデア地図
【参考情報:第1回から第3回ゆいまーるワークショップの報告】
- 竹富町「第1回ゆいまーるワークショップ」報告(2019年10月30日開催)
- 竹富町「第2回ゆいまーるワークショップ」報告(2019年11月18日開催)
- 竹富町「第3回ゆいまーるワークショップ」報告(2019年2月15日開催)
【参考情報:竹富町ホームページに掲載されている関連する広報誌】
- 「広報たけとみちょう」のインデックスページはこちら
- 「広報たけとみちょう 令和元年12月(第1回ゆいまーるWS in 黒島)」はこちら
- 「広報たけとみちょう 令和2年1月(第2・1回ゆいまーるWS in 黒島)」はこちら
- 「広報たけとみちょう 令和2年2月(第3回・第2回ゆいまーるWS in 黒島)」はこちら
<お問合わせ先>
一般社団法人 地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360
〒164-0013 東京都中野区弥生町1-54-17-101
※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。