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トピックス&ニュース

アルスヴィータ「第2次調査ぱいぬ島の住民意識・要求調査」に取組中-第5報
~11月6日から11月15日~

 (一社)地域医療・福祉研究所(アルスヴィータ、東京都中野区)と竹富町福祉支援課の共同事業の「第2次ぱいぬ島共生意識・要求アンケート調査」が11月6日から11月21日までの予定で始まりました。

 ※ぱいぬ島とは南の島の意味。以下「意識・要求調査」と略します。

 今回は、11月6日~11月15日の10間の報告です。 

 この第2次調査では、竹富島、波照間島と西表島の地区の調査を行います。

 本来は、今回の2次調査で全て終了する予定でしたが、西表島の各部落では、記入会を増やして丁寧な調査をやりたいという要望が強く、急遽12月に第3次調査を行うことになりました。

 日程は、12月6日から15日ごろまでの予定です。日程が固まりましたら、またお知らせします。

 第3次調査は12月6日から、で調査を行います。


▲竹富島アンケート記入会の様子


▲船浮(ふなうき)地区のアンケート記入会の様子

11月6日~8日:第2次ぱいぬ島共生意識・要求アンケート調査始まりました!!

 本日~11月21日まで、第2次ぱいぬ島共生意識・要求アンケート調査です。(藤谷は)今朝7時に家を出て、成田空港から今石垣空港に到着し、これから竹富島に渡り、夜のアンケート記入会の準備です。すでに竹富町の方と関西空港から入った第1陣は、竹富島で活動中です。たくさんの人たちの意見や要望が聞ければと思います。

竹富島:人口350人、40歳以上の介護保険被保険者が222人、65歳以上の方が118人。

 11月6日の集団記入会には、56人が参加され、家族の持ち帰りも含めて81人と、過去最高の参加者でした。8時から始まった記入会は、アンケートボランティアの平岡賢明さん(大阪:けいはん医療生協施設室長・介護福祉士)、町福祉支援課の方2人、(一社)地域医療・福祉研究所の3名たちが質問に答えながら9時過ぎに無事終了。記入会終了後、上勢頭(うえせど)公民館長や25年以上前に移住された陶芸家の水野さんたちと交流。

 11月7日の「ぱいぬ島共生意識・要求アンケート調査」は、西表島の船浮(ふなうき)地区で行いました。 陸路がなく船でしか渡れない地区で、人口は40人台、40歳以上の方が31 人です。7時半からのアンケート記入会には、20人(家族預けを含む)が参加してくださいました。船浮地区は、戦前炭坑があり、朝鮮半島からの徴用労働者の使役や海軍の秘密基地などの歴史があります。記入会後は、池田公民館長さんの家(民宿「ふなうき荘」を経営)で、この地域の歴史や自然についてたくさんのお話を伺いました。

11月9日~12日:高那地域・西表島豊原地区の訪問活動と名石部落と前部落で記入会。

 この間は、アンケート記入会はないのですが、地域訪問や公民館長さんとの記入会の打ち合わせなどがあります。次のアンケート気に迂回に向けての訪問活動などを行いました。

 11月9日は、高那地域の訪問行動です。40歳以上の名簿上の住民は6人。地番を頼りに聞き歩いて(と言っても隣が遠いのでレンタカーでの移動)5人の方にアンケートを渡しました(お一人は転居)。

 11月6日から9日までの4日間ボランティアでアンケート調査に参加くださった、けいはん医療生協の平岡賢明施設室長が、午後の船便で島を離れられました。平岡さんには、記入会の準備や車の運転、記入会での説明、交流会での地域の人からの介護への質問へ専門的にお答えをいただくなど、大変お世話になりました。ありがとうございました。午後から沖縄医療生協まちづくり推進部の城間愛子部長が、3日間ボランティア参加くださいます。

 11月10日は西表島豊原地区の住民の訪問活動・公民館長との懇談を行いました。この地区では、集団記入会が開けないとのことで公民館長さんと打ち合わせをして地域医療・福祉研究所の調査員と沖縄医療生協の城間愛子部長とで90戸を訪問しました。病弱で一人暮らしの方、90才でもトラクターを運転して農作業をされている方などにお会いできました。そのあと大原地区と大富地区の公民館長さんと懇談したところ、「この調査は大事な内容であり、地域の人に呼びかけて有意義なものにしたいからもう少し時間が欲しい。」と熱心な要望がありました。事務局で話し合い、急遽12月に第3次調査を行い、もう一度西表島で集団記入会を行うことといたしました。

 11月12日に人が住む日本最南端の波照間島に来ました。波照間島には、5つの部落があり、3日間かけて、竹富町「ぱいぬ島共生意識・要求アンケート調査」を行います。

波照間島:人口は約500人、40歳以上の330人。今回は、その方々がアンケートの対象です。

 11月12日は、名石部落と前部落の2カ所でアンケート記入会を2回開催しました。北部落会館で南と北の部落の記入会、農村集落センターで、名石部落と前部落の記入会を、それぞれ午後4時からと夜8時からの2回開催しました。夜の記入会は、終わるのが9時過ぎになります。サトウキビの植え付けで忙しい中、またお疲れの中、たくさんの方が参加してくださり感謝しています。

 11月13日:午前に地域訪問活動、夕方と夜の2回目の名石部落と前部落での記入会。
 11月14日:アンケート未記入者聞き取り訪問と冨嘉部落の記入会を行いました。

 事前にビラまきをしたこともあり、たくさんの方においでいただきました。ありがとうございました。
 本日、来れなかった人には11月15日に訪問してアンケート記入のお願いをします。

 11月15日は、波照間島での「ぱいぬ島共生意識・要求アンケート調査」最終日です。

 午前中、記入会に参加できなかった人を訪問しました。「一家で1人でいいと思っていた」「夜は夫の徘徊があるから出られなかった」などそれぞれ理由があって参加できなかったようですが、アンケート記入会のことはよくご存知でした。

11月16日から2日間小浜島、11月18日から3日間、西表島西部の予定です。


▲聞き取り訪問活動の様子


▲前部落の記入会の様子


▲名石部落の記入会の様子


▲冨嘉部落の記入会の様子


▲丁寧に説明しながら記入してもらう様子


▲記入会に来れない人を聞き取り訪問する様子


▲日本最南端の波照間島の平和の碑

<問い合わせ先>

(一社)地域医療・福祉研究所 事務局(担当:藤谷哲平) 電話:03-4283-4360